
こんにちは。インパクトゼミ編集部の物部です。
みなさんは学校で
- 「気になる仕事を取材をしましょう!」
- 「誰かにインタビューをしてきてください。」
- 「家族以外の人から話を聞いてきてください。」
などと、言われたことはありませんか。
「突然、調査とか取材とか言われてもなにをすればいいかわからない!」
そんな方も多いと思います。本記事では、大学生・高校生が実際に探究学習や調べ学習などで使っている取材手法を、4つ紹介します。
4つそれぞれに、向いていることや苦手なことなどの特徴があります。本記事を読んで、ご自身の目的や用途にあったものを選んでください。
王道かつ最も効果的!現地取材
実際に会って取材をする方法です。最も一般的な方法かつ、昔から行われている取材方法です。
相手先を訪問したり、日程を調整するなどの手間や時間がかかりますが、その場で臨機応変に取材内容を変更できたり、実際に訪問することでしか得られない情報を手に入れることができることも多くあります。
一方で、昨今のコロナ禍の関係で対面取材自体をお断りされている方もいらっしゃいます。そのため、実際に現場に行かないとわからない取材でない場合は、ほかの取材方法を検討することも必要です。
新時代のスタンダード!オンライン取材
インターネットを用いて、リアルタイムで取材をする方法です。コロナ禍において、実際の新聞社でも積極的に採用されるようになった、新たな定番取材方法です。
対面取材と比べ、場所や時間の融通が効きやすく、取材を快諾していただける可能性が比較的高いです。
一方、大人数での取材には不向きなところや、対面でのインタビューと比べて情報量が少なくなってしまうこともあります。
手軽にパッと聞ける!電話取材
電話のみで取材をする方法です。
電話の場合は、相手の都合がよければ、日程調整などなく、そのまま取材が可能なことがあるといった利点があります。簡単な質問などであれば、書面での回答より、相手の負担が少なく、スムーズな取材を行いやすくなります。
もちろん、その場で取材が不可能でも、後日対面での取材やオンラインでの取材などの予定調整にも使えることができます。
いろんな人に聞ける!メール取材
メールや手紙で質問項目を送り、答えていただく取材方法です。特に現在はメールで問い合わせる場合がほとんどです。
取材相手の都合の良いタイミングで返信することができるため、比較的返信をもらいやすいです。また、複数の取材先に連絡を一気に取ることができるため、アンケート調査など、様々な人の意見をもらいたいときにも有効です。
一方で、質問に対する回答以上の情報を新たに得ることは難しく、現場感を知ることも難しいです。また、メールだけの取材は失礼と感じる方もいらっしゃるため、何でもかんでもメールで取材、という手法は控えるべきです。
番外編:紹介された方への取材
ここまでの四つとは少し異なりますが、学校の先生や知人に紹介された方を取材する場合もあります。
あらかじめ得られる情報量が多く、取材を快諾してもらえることがほとんどなので、機会があれば積極的に活用したい方法です。
一方で、知人からの紹介のため、踏み入った取材を行うことが難しいといったことがデメリットとして挙げられます。
まとめ:手法を知るには何度も取材する!
自分が知りたい情報を的確に得るためには、それに見合った方法を選ぶことが重要です。「取材といえばこれ!」ではなく、その時々の状況に合わせた最適な手法を使ってみてください。
最初はどんな手法が適切かわからなくとも、取材を何度も重ねる中でどのような手法が最も適切か、だんだんとわかるようになってきます。
みなさんの取材がより有意義なものになることを願っています。